ひな鳥を飼育する時の用品・飼い方の簡単な説明になります、飼育する前に参考にして下さい。
飼育するのに必要な用品や飼育方法等で不明な点を詳しく知りたい場合はスタッフまでお気軽にお問合せ下さい。
この他にも注射器タイプの先にシリコンチューブを挿して使うタイプの物も有りますが、使うのにコツが必要なので初めて飼育される方にはおすすめ致しません。通常は上記の2種で育てる事が出来ます。
先に書いた通りにひなの保温は非常に大切です、少し温度が下がると餌を食べなくなったり、体調が悪くなる場合があります。ひな鳥が餌を食べなくなる理由の多くが保温不足です。
鳥のひなは27℃~30℃前後で一定の温度で保つ事が必要です。
餌の食べが悪くなると途端に体調を崩す場合もあります、鳥のひなの飼育では「温度管理」「餌の食べ」の関係を良好に保つ事が重要です。管理温度が下がると餌の消化も悪くなります。
暖かい時期でも保温対策には気を使いましょう。部屋でクーラーを使用する際や、昼夜の温度差が有る時は注意しましょう。出来れば昼・夜の保育ケースの中の温度を測って管理しましょう。
セキセインコのヒナ
文鳥のヒナ
コザクラインコのヒナ
ひな鳥は基本的に自分で餌を食べる事が出来ません。自然では一定の期間親鳥に食べさせてもらっています。ひな鳥に餌を与える事を「さしえ(挿餌)」といいます。
ひなの餌には昔からある粟玉や高栄養のパウダーフードと言った餌が有ります。
粟玉だけだと栄養面で足りない場合もあるので、パウダーフードの併用をおすすめいたします
まずは粟玉を70~80℃のお湯で十分にふやかします。その後お湯の温度が40℃前後になるまで自然に冷まします。冷めたら粟玉にパウダーフードや栄養剤を混ぜてひなに与えます。
パウダーフードを入れてよくかき混ぜポタージュスープの様な状態に作り上げます。
この時に餌が冷えすぎたりする事が無い様に湯煎しながら与えたりすると良いでしょう。
冷めた餌を与えると、よく食べなかったり、消化不良を起こしたりして体調を崩す場合があります、注意しましょう。餌の食べが悪いときは餌の温度をチェックしましょう。
1回の挿餌で余った餌は保存せずにその都度新しい餌を作ってあげてください。
挿餌をひなに与える時は鳥の種類によって与える道具が違いますので注意しましょう。
インコ等は専用の水切りスプーンや・インコ用のスプーンを使用すると与えやすいです。
フィンチ等は「育て親」と言う名前で販売されている物が使い勝手が良くておすすめです。
餌は完全に時間で区切って与えるのではなく、「そのう(食道にある袋状の部分。多くの鳥はこの部分に食べた餌を一時溜めて、少しずつ消化していきます)」に餌が残っていないか確認して、無くなってから次の餌を与える様にしましょう。
(鳥の種類・成長過程にもよりますが、大体1日で3~4回の挿餌が必要になります)
「そのう」に餌が残っている状態で餌を与えていると、必要な量を食べなかったり、消化不良を起こす場合があります、注意しましょう。
注意
与える餌があまりドロドロした粘性の強い状態だと、「そのう」に残りやすくなります。
餌の作り方・餌の与え方等で不安な点や不明な点が有りましたら、お気軽にスタッフまでお問合せ下さい。
セキセイインコ・コザクラインコ・オカメインコ・文鳥・十姉妹等の鳥はひな鳥から人が育てる事によって比較的高い確率で手乗り鳥にすることが出来ます。
保育ケース | 800円~ | 粟玉 | 300円~ |
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ヒーター | 1500円~ | パウダーフード | 800円~ |
床材 | 500円~ | 上記セットで大体4500円程になります。 | |
餌やり器 | 500円~ |
使われる用品にもよりますが、大体4000円前後の費用がかかります。
挿餌を与える期間は鳥の種類や成長段階によって違います。
ひな鳥を育てる事で不明な点が有りましたら、お気軽にスタッフまでお問合せ下さい。