フェレットを飼育する時の用品・飼い方の簡単な説明になります、飼育する前に参考にして下さい。
飼育するのに必要な用品や飼育方法等で不明な点を詳しく知りたい場合はスタッフまでお気軽にお問合せ下さい。
フェレットは肉食動物で独特の体臭もあります。個体差により強い・弱いもありますががシャンプーする事で体臭の軽減、皮膚被毛の健康も保てます。耳も汚れやすい動物なので耳掃除関連のアイテムもあると便利です。
この他にはブラッシング用品や爪切等もあると便利です。
フェレットの個体差もありますが、リード・ハーネスを付けれる子も多いです。お出かけの際や部屋で遊ぶ時にあると便利です。
フェレットは野生のヨーロッパケナガイタチを家畜化してペットになったといわれています。現在ペットとして飼育されているフェレットのほとんどがペット用に家畜化されたフェレットです。
フェレットは暑さに弱いので暑さには特に注意して下さい。日本の夏は湿度も気温も高く、フェレットにとっては過酷な環境です。温度管理はしっかりしてあげてください。
フェレットは遊ぶ事が大好きです。ケージから出して1日で最低1時間は遊んであげてください。
ストレスが溜まると噛み癖が強くなったりする事もあります。よく遊んであげてください。
遊ぶ時は電機コードを噛んだり、狭い所にもぐりこんでしまったり、誤飲(タバコ・ヘアピン・小物)には特に注意して下さい。フェレットは人懐っこく飼い主と遊ぶ事が大好きです。大人になってもやんちゃに遊ぶ動物です、よく遊んであげてください。
とても遊ぶ事が好きな動物ですが、最初はケージの中で様子を見てあげてください。
既にフェレットがいる場合は健康診断で問題が無くても2週間は別々に飼育する事をおすすめします。
また、体重や、年齢差のある場合も一緒にする時は注意して下さい。だんだん一緒にする時間を長くして慣らしていく事をおすすめします。
フェレットと遊ぶ部屋の環境も用意してあげてください。電気コードやもぐりこんでしまう所は対策しておきましょう。
日常の健康チェックの時は咳やくしゃみ・怪我等の外見的な事と、食事の量や便の状態のチェックも忘れずに見てあげてください。状態の良い便は持ち上げても崩れない程度の硬さで、練り歯磨きをチューブから出したような感じです。先にも書きましたが、フェレットは誤飲事故の多い動物です。
お腹に詰まって腸閉塞を起こすと手術が必要になる場合もあります。一生懸命変な物を食べようとしていないか見てあげてください。(幼い子はハンモックを食べようとする子もいます)
高い所に登って遊ぶ事も大好きですが、これは危険です。もともとの体が高い所に登れる様に出来ていません。落下すると骨折・打撲・捻挫・脱臼してしまう事もあります。要注意です。
病気や怪我は外観だけではわからない場合も有ります。早期発見には日常生活の中での健康チェックが重要です。餌の食べ具合、水の飲み具合、歩き方、走り方、目の開き具合等、一緒に生活しながらチェックしてあげてください。何かおかしいな?と思ったら獣医師に相談してみる事をおすすめいたします。
犬の病気として有名ですが、フェレットもかかる可能性があります。治療は非常に困難な病です。
予防接種は毎年受ける事をおすすめいたします。
1回目の予防接種は通常生後8週目位/海外のファームで通常は接種済みです。
2回目の予防接種は生後11週目位が多いです。
これ以降は毎年1回のワクチン接種スケジュールになります。
(飼い始めた年の12月に2回目のワクチン接種をしている場合は翌年の12月がワクチンのタイミングになります)
通常は初年度は2回の接種で十分な子が多いですが、中には抗体が出来にくい子も稀にいるので3回目をおすすめする獣医師もいます。ワクチン接種は獣医師とよくご相談下さい。
フェレットもフィラリア感染します。フィラリアも予防が最重要な疾病なので予防策を実施する事をおすすめいたします。蚊を媒介して写る病気なので蚊対策と予防薬を飲ませる対策になります。
季節や地域にもよりますが、予防薬は毎年5・6月頃から12月頃まで飲ませる所が多いです。
予防薬の処方や時期は獣医師とよく相談して決めてください。
フェレットは人と同じインフルエンザにかかる事も有名です。インフルエンザは人や他のフェレットからも感染する可能性があります。風邪を引いているときはフェレットにうつさないように注意して下さい。
フェレットはおやつも大好きです。コミュニケーションやしつけで使用する事も出来ます。フェレット専用のおやつも沢山販売されています。しかし、与えすぎには注意して下さい。おやつは高カロリーの物が多く好きだからと言って沢山与えていると直ぐに肥満になってしまいます。肥満はフェレットも人と同じで体によくありません。内蔵に負担をかけたりしますので注意が必要です。
また、野菜は消化不良の原因にもなりうるので「食べるから・・」と言って与えてはいけません。
フェレットの主食の特長は動物性たんぱく質が多く、高脂肪、低繊維質等の条件を満たしているフェレット専用の物を与えてください。(動物性たんぱく質が32%以上のフードが一番の理想です)
子供のフェレットに餌を与える時はぬるま湯でふやかしたフードを満足いくまで食べさせてあげれる様にしてあげてください。フードは与えるたびに当たらし鮮度の良い物を用意してあげてください。
フェレットは消化器系が弱い子も多いです。子供の時はふやかしが足りないと下痢をする事もあります。また、食べるからと言って子供のフェレットにふやかしていないフードをそのまま与えるのもやめましょう。
硬いフードを食べた幼いフェレット消化しにくくて、ウンチをきばってしようとして脱肛(肛門が少し出てきてします)や肛門が腫れてしまう事もあります。くれぐれも幼いフェレットのフードはふやかして与えてください。大人になるに従いだんだんふやかし具合を少なくして切り替えていきます。
耳掃除・爪の手入れは大事なケアの1つです。獣医師にお願いする事も出来ますが、慣れれば自宅でも出来るケアです。
フェレットの耳は汚れやすいです。市販のペット用・フェレット用クリーナーを使用して耳掃除をしてあげます。イヤークリーナーと綿棒(赤ちゃん用の肌に優しい物)やコットンを用意してケアしてあげます。
各種説明書をよく読んで使用して下さい。
室内飼育がメインになるフェレットは爪も伸びやすい動物です。猫用の小さな爪切が使いやすいです。
横からフェレットの爪を見ると中に薄いピンクの血管がみえるのでその前まで切ります。馴れるまでは暴れる子もいるので2人で爪切する事をおすすめします。誤って血管まで切ってしまった場合は勿論出血します。その時の為に止血剤を用意しておくこともおすすめします。
止血剤や爪切も製品の説明書をよく読んでから使用して下さい。
フェレットはお風呂に入れて洗って上げる事もできます。あまり洗いすぎると皮膚の油分を落としすぎて乾燥肌になる場合も有ります。月に一度位の頻度がおすすめです。
洗いすぎると逆に体臭がきつくなる場合もあります。
シャンプーはペット専用の低刺激の物、フェレット専用の物を使用しましょう。
(詳しくはスタッフまでお問合せ下さい)
フェレットは比較的しつけの出来る動物です。
フェレットとの生活が始まって先ず必要になる事はトイレのしつけです。フェレットは基本的に角でトイレをする習性があります。大体の子がウンチをする時に角に向けて後ろ向きに歩き出しておしりがぶつかった所で止まってウンチをします。初めは体が全部入るトイレが失敗しにくくおすすめです。
噛んで来る事にたいしてもある程度のしつけが出来ます。子供の頃は特に強く噛んで来る事もありますフェレットは強く噛んでるつもりではなくても、乳歯の間は歯も鋭く尖っていて飼い主が痛く感じます。
噛み癖は大人になるにしたがって少しずつ大人しくなる子が多いですが、中には大人になっても強く噛む子もいます。
遊んでいる時に興奮して強く噛んできたら、首の後ろを掴んで持ち上げて大きな声で注意する事も効果があります。このようにして良いことと悪い事を教えていきましょう。
噛み癖には舐めると苦いスプレーを使用する事も出来ます。このスプレーを手に塗って噛むと苦い事を覚えさせる事も手段としてあります。
特に若いフェレットは遊びつかれて眠たくなるまで思いっきり遊んであげましょう!フェレットは本当に遊ぶ事が大好きな生き物です。一緒に楽しく遊んであげましょう!
不明な点やわからない事、質問はお気軽にスタッフまでお尋ね下さい。