うさぎを飼育する時の用品・飼い方の簡単な説明になります、飼育する前に参考にして下さい。
飼育するのに必要な用品や飼育方法等で不明な点を詳しく知りたい場合はスタッフまでお気軽にお問合せ下さい。
家にうさぎをお迎えしたら先ずはケージの用意をしましょう。用意が出来たらそっとケージの中に入れてあげましょう。新しい臭いのするケージです、ケージ越しの環境も新しくなります。うさぎは緊張したり、落ち着きなくしている事が多いと思います。家にお迎えしてから最低でも1週間ぐらいはケージから出さずに世話をしてあげましょう。
ケージのなかで落ち着いているときに足を投げ出してゴロンと横になっている時が見れるようになればだんだんリラックスしてきている印です。
新しい環境に慣れてうさぎがリラックスしてきたらケージから出してみましょう。この時うさぎを抱っこするようなな形で出し入れして上げるとうさぎと飼い主様の上下関係を築く事にも役に立ちます。
注意!
うさぎは他の動物に比べて非常にストレスを感じやすい動物です、抱っこしようとして暴れたり、逃げるようでしたら無理に抱っこせずに日を改めて接してあげて下さい。
過度のストレスによって体調を崩して下痢をしてしまったりする事もあります。
糞の状態も毎日チェックしてあげましょう。コロコロとしたベタ付かない糞が正常な糞です。
うさぎの歯は草食動物なので「噛み砕く」構造ではなく「すり潰す」構造になっています。
それに適したフードが色々と用意されています。うさぎ専用のフードを与えましょう。
中にはライフステージ別、(ベビー・アダルト・シニア)
種類別(ネザーランドドワーフ用・ロップイヤー用等)
目的食別(肥満対応等)
の種類や用途別に開発されているフードもあります。基本的には牧草ベースのフードが多いです。
「食べる牧草」もうさぎ飼育の必需品になります、年齢に関係なく牧草をメインとして与えれるように心がけましょう。
牧草も多種多様に用意されています。同じチモシーの牧草でも食べる物、食べない物もあります。
うさぎにとって美味しい牧草を好きなだけ食べられる事もストレスを溜めない生活の中で重要な事になります。
嗜好は人の食生活の好みと同じでうさぎによって違いが有ります。
色々な牧草を試してその子のお気に入りの牧草を見つけてあげてください。
うさぎの牧草探し。
敷くタイプの床材の牧草の中に美味しい「食べる牧草」を混ぜると、うさぎはちゃんと美味しい牧草を探してそれだけを食べます。見た目はそんなに変わらなくてもうさぎにはちゃんと解るみたいです・・・。
硬く歯ごたえがある為、咀嚼の回数が増えて不正咬合予防にもなります。繊維質も豊富です。
(荒い繊維質の刺激が無いと腸のぜん動運動が活発にならないうさぎには繊維質は非常に重要)
カロリーも低いので肥満予防にも良いです。
1番刈り・2番刈って何?
牧草のパッケージに表記されている事がある「1番刈り」とは始めに生えてきた牧草を刈り取り使用している事です。健康なうさぎには1番刈りがベストです。2番刈りとは1番刈りの後に同じ切り株から生えてきた牧草の事です。2→3番刈りになるにつれて葉は細く柔らかくなる為「ソフトチモシー」と呼ばれる事もあります。(繊維質は少なくなっている)あごが弱くなってきているシニアうさぎにおすすめです。
カルシウム分が多く高栄養・高カロリーの牧草です。骨や体を作る途中の成長期の仔うさぎに最適です。
しかし、ペレットフードを併用して与えている場合はペレットにアルファルファが多く含まれている場合が多いので過剰摂取になり、便がゆるくなったりお腹が張ったりする事があります。
ペレットにアルファルファが含まれている場合は牧草は「1番刈りチモシー」がおすすめです。
チモシーより低蛋白・低脂肪なので運動量の少ない中、高齢うさぎやダイエット時におすすめです。
嗜好性が高いので牧草嫌いのうさぎに牧草食のきっかけに与えると良い。
穂の部分はカロリーが高いので与えるときに取り除くと良いです。
主に敷き草として使われる事の多い牧草です。細く、柔らかく、水分を吸収しにくい。その為敷いてもオシッコが下に落ちやすくお尻や足を汚しにくいです。仔うさぎの床材として最適です。
もちろん食べても問題ありません。低カロリーな牧草です。